くらだない唄

なんにもないまま 持てないまま 育ってしまったこの身体で夜を彷徨ついている
無邪気というには歪みすぎてる 継いで接いだ僕はちぐはぐだな
だからこんな唄歌ってる

あなたの置き場を探して 言葉はいくつも捨てられた
それでもどうにかあなたにだけ 伝えたいだけ

いくつも間違えた心

ねぇ ねぇ ねぇ
伝えたい言葉ばっか探して そのまま迷子になったままで
心さえ強くなってくれずに思いと音だけ溢れたままで
ずっと 嵐が来てくれるのを僕は待っている

それらしい言葉で息が続いてく 震えてたのは本物かがわからないままだから 
無脳な僕が勝ち得ぬものを手に入れるため言葉が伝う
自分を信じられぬまま

感じず生きたら楽なのか あるいはそのまま 忘れるか
借りてきた声でこのくだらない唄を歌うだけ

君への好きも どこか 遠い場所で凍るよ
くだらないままの僕をどうか赦してほしい

ねぇ ねぇ ねぇ
それらしい言葉だって構わない 気持ちが言葉に直るはずないよ
想いが強く育っていくのに正しい言葉にしたくないな
繰り返す言葉だって僕なのに どうして一つも認められずに
想いを一つずつ忘れても 今でも確かに覚えてるんだ
何故なのかはわからないが それだけだよ
いつか言わなくちゃ