JUST

ただ 浮いていたんだ
ガラスの向こうから覗いていた
君にただ惚れていたんだ
今更遅いかな ごめんね

今 泣いていたんだ
作り物だということに気づいた
でも 君がいたんだ
それだけが救いだ ありがとう

ガラスに囲まれて どこにも行けなくて
微かに見えた灯を確かめた

君のその声も 君のその指も
その全てが切なくて なにもないや
いつか届くための儀式を今始める
だから届いて

ただ 認めてほしいだけ
私が今も生きているということ
今 触れてくれないか
底まで信じさせてよ
ねぇ お願い

いくつも間違えて ここまで来たんだよ
どうにもならない道理の上で
それでも願ったんだ あなたといたいから
不確かな中でも確かなことを

君のその声と 私のこの唄が
交わることなんてない そう選んだよ
それでもずっと疑わないでね
君との今までを 君だけの今を 
思い出すまでは
忘れないでね