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世界を濡らす雨が止まぬまま 溺れているのは知らないものか
部屋の中 開いた傘の下で
握りしめていた手には何もない 何かを失くした気がするんだよ
本当かどうかはまだ知らない
必要なものはなんだ 空の手で掴めるかな
置いてけぼりにされたままで忘れる
世界は鏡に醜く映っていた
僕の目と鏡どちらを信じればいい
どちらの世界でも自分が腐っている
失くしたのは何だろう
「なんでもないよ」といつものような光景
抱えた不満でどこへと行けると思ったの?
「なんでもないよ」と震える声で叫んだ
自分のため捧げた欺瞞でどこへと行けると思ったの?
手にもったものはなんだ 僕にも使えるのかな
失くしたものを取り戻すために行かなきゃな
鏡は世界を正しく写していた
気づいちゃって笑う 世界の苦しさに
どちらの世界でも誰もが笑ってる
望まない世界でさ
「どうしようかな」って
鏡に問いかけた